悩みに直面した時、２ 色即是空

前回、”悩みに直面した時”　の続きです。

わたしたちが、日々の生活の中で、

ふと浮かんできた不安、恐怖心、直面する

問題にどう対応して行くか。

前回の復習ですが。

プロセス

１－自分が直面している問題の影響による深い感情、

あるいは、どこからともなく表れてくる不快な感情に対して。

その中に飛び込む、受け入れる。

２－それを十分に、可能な限り、呼吸とともに受け入れる、感じる。

３－不快な感情がピークに達したら、

深い溜息をする様に、不快な感情を吐き気出してゆく。

そして、いくらか落ち着いてくれば、

”本当のあなた”を認め、宣言する。

”本当のあなた”とは、純粋で聖なる本当（本来）のあなた。

Aー”わたしは、力であり、神の存在である。”

Bー”わたしは、無限の知恵、グレイトサムシングである。”

C－”わたしは、光そのものである。”

あるいは、

わたしは、在る。（　I    AM　　THAT）

I   AM　　The  LIGHT.（わたしは、光なり）

I   AM　The  LOVE　.（わたしは、愛なり）

I    AM　the  HARMONY (わたしは、ハーモニーなり）

それらの言葉、宣言を何回も何回も、

自信を持ち、気分が変わる、または息が楽になるまで来り返す。

そして、しばらく静かにする。

自分の体内、周りのエネルギーを（心の目で）見て、感じる。

その状態の中に、しばらく留まっていますと、

時には、新しい思いもしなかったような、

新鮮なアイデア、インスピレーションなどが湧いてきたり

します。フローの状態ですね。

以上が、前回の説明です。

これを、別の観点より説明します。

ほどんどの日本人なら、御存じの”般若心経”

の一句

”色即是空　空即是色”についてです。

わたしは、45年前には、ヨガ道場毎朝、数年間、般若心経

を唱えていましたが、それ以来、この事

すっかり忘れていましたが、数日前突然の如く

”色即是空　空即是色”の一句思い出しました。

その意味を検索しました。

わたしは、この句の解釈の関して、深く出来て　　　　　　　　　　　　

 いないかも知れませんが、勇気を出して書きます。

”人間が、無意識に執着しているものには、

実体はない。”　（色）

”日々刻々と変化している現象世界が、

本当の世界（空）である。

だから、執着から離れる事で、苦しみから

解放される。”

色ー形、物、人間の感情、想念、エゴ含む

　人間が無意識に執着しているものには,実体がない。　

空ー五感を超えている存在。グレイトサムシングの事。

　実在、あるがままのあらわれ。

　姿、形は常に変化している（諸行無常）

その本体は、肉眼、五感で見えず感じられない、しかし

　宇宙のなかで，厳然と存在している。

これをわたしなりに、プロセスの中でで説明しますと。

これは、色即是空の応用法と考えて良いでしょう。

１－自分の中の、エゴ、不安等の不快感情は、

色　

の状態です。あーでも、こーでもの状態です。

わたしたちのほとんどの生活は、この状態ですね。

まず、不快感情、思考を受け入れる、その中に飛び込む。

それを十分に、感じる。

２－空　

”わたしの真実””グレイトサムシングのわたし”を宣言、認

めれば（自分自身に対して）、

色　とは　エゴ　であり、実体のない単なる思い込みです

から、

空の状況の中では、自然に消滅して行きます。

もう少し、具体的に説明します。

わたしは、出来るだけ、自分の感覚，想念を

感じるように心掛けています。

”今”を感じる事ですね。

不快感、雑念を感じたら、

例えば、竹をイメージして下さい。

竹は数センチごとに、節がありますね。

それと同じ様に、息、想念の

節、切れ目を自分で判断しながらそれを作ります。

多分時間にすれば5-10秒くらいでしょうか？

その節目、想念の節目を感じたら、

”よし、今だ”と判断し、不快感を吐き出して行く。

または、上記の

Aー”わたしは、力であり、神の存在である。”

Bー”わたしは、無限の知恵、グレイトサムシングである。”

C－”わたしは、光そのものである。”

あるいは、

わたしは、在る。（　I    AM　　THAT）

のプロセスをしてゆきます。

しばらくしますと、安心、平安を感じます。

わたしの感覚では、

”あなたには、これが良いよ、合うよ、”

といったものは、ありません。

自分で、色々試してみて、工夫して、

徐々に自分に適するやり方を

見つけ、結果として，自己成長、幸せ

な人生になってくるのではないでしょうか。

まず、一歩ずつの前進、お祈りします。